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Weed Mom: The Canna-Curious Woman’s Guide to Healthier Relaxation, Happier Parenting, and Chilling TF Out』(ダニエル・シモーネ・ブランド著)から抜粋

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Danielle Simone Brand

大麻を吸うと私の子育ての仕方がガラッと変わる、ということに初めて気が付き始めたとき、私はそれを友だちや周りの人たちには内緒にしていた。何となくそれは悪い事のように思えたのだ——まるで、酔っ払ったときにしか夫とセックスしないことを白状したり(嘘だけど)、編集者に対抗するために色んな薬を飲んでることを認めたり(これも嘘)しているみたいな気がして。ほんのわずかでも大麻の影響下で子育てするなんて、良く言っても責任逃れだし、悪く言えば育児放棄や児童虐待にあたるのではないか、とそれが怖かった。悲しいかな、大麻を使うことには未だにスティグマとタブーが付き纏っている。倫理的な正しさから逸脱しているとみなされる可能性、という意味では、母親という人たちほど厳しい目で見られる者はいない。

皮肉にも、にわかに楽しくなった子育てについて話をする気になった唯一の相手は夫だった。私は子どもが生まれる前も後も、夫が大麻を吸うのにかつては批判的だったのだ。でも今は、少なくともある程度はそれが理解できる。責任ある使い方をしているときの私は、いつもの私と違うわけではないし、化学的に強化されたスーパーママでもない。私はいつもの私だけど、いつもよりイライラしていない。普段よりもくつろいで、もっと物事に感謝できて、正直なところもっと愛情に溢れていると思う——それはまるで、ほんのクリック1回で行ける別世界から来た私みたいで、ほんとはストレスを感じる必要なんかないことにストレスを感じることがずっと少ない。そういう私は、原稿を書いたり締め切りを守ったり、運転したり、一番頭が切れて手と目のコーディネーションもばっちりでないと困ることをするのには向いていない、ということは認めるけど、お人形の家を作ったり、ボードゲームで遊んだり(勝たなくても)、子どもや犬と公園を駆け回ったりするのには最高だ。子育てのあらゆる場面で大麻を吸うわけじゃないし、それを勧めるわけにいかないのは確かだけど、退屈な仕事の一部や、ものすごくのんびりできる状況では、私の家族は大麻を使うとみんなが幸せになれる。私は、心配したり予定を決めたり子どもに指示をしたりという普段の精神的な習慣から一時解放されるし、子どもたちにとってはそういう母親といるのが一番楽しいのだ。そして夫はこのことを完全に理解している。このことを夫に話すと夫は、何か月も前に私が、大麻を吸って子育てする夫を責めたことすら責めなかった(感謝してる!)。

この新しい気づきについてじっくり考え、納得し、最終的には知り合いの母親の多くに話せるようになるまでにはちょっと時間がかかった。でも、いったん告白し、一番身近で仲の良い人たちに、大麻を吸って子どもと過ごすのが大好きだと認めると、他にも同じことを白状する母親たちがたくさんいた。放課後公園で遊んでいる子どもたちを眺めながら、別の母親が、不安感にはインディカよ、と演説するのを聞きながら、面白いことになってきたわ、と私は思った。

大学時代に大麻を使い始めて今でもときどき嗜む人。大麻を使った経験はないけれど、CBD や低 THC 製品のことを聞いて、痛みの軽減や睡眠障害のため、あるいは性欲を取り戻すために試している人。大麻という新世界に飛び込む心の準備はまだできていない人さえ、大麻のことを熱心に知りたがった。話をした母親の中には、専業主婦もいれば、弁護士、教師、会社やレストランの経営者もいる。何が共通点かと言えば、大麻が合法である新しい世界と、それが私たちたちにとって何を意味するのか、ということに対する好奇心だ。


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