CBDと双極性障害
高 CBD の大麻草に、双極性障害の症状管理における最終目標である気分の安定を含む、人生が変わるような治療効果があった、という症例が、患者や数少ない先駆的な医師から報告されています。
私たちの気分は、周囲の環境、人生で何が起こっているか、遺伝子、それに脳の活動などに影響されます。人と比べてとにかく機嫌が良い人もおり、CB1(カンナビノイド)受容体の遺伝子の研究によってその理由も一部わかっています [1]。ただし、人より上手に幸せを掴んで離さない遺伝子を持つ人がいるように見える一方で、人生には、避けることのできないそれ以外の要素があります。
脳内のエンドカンナビノイド・システム(ECS)の働きは、不安やうつに影響します。このことは、CB1 受容体の拮抗薬である処方薬リモナバンが肥満の治療薬として販売されたときにも明らかでした。リモナバンには、不安、うつ、自殺念慮といった、好ましからぬ心理的な副作用があったため、あっという間に回収されたのです。
これにより、脳内の CB1 受容体を阻害することが予想外の深刻な結果を招くこと、また ECS と気分の関係についてのさらなる研究の必要性がはっきりしました。
By the Editors of Reader’s Digest & Project CBD: Everything You Need to Know About What It Helps, Where to Buy It, and How to Take It.