がん治療と
オーファン受容体

がん治療と
オーファン受容体

“オーファン受容体” とは、人間の体内にあり、作動薬がわかっていない受容体のことです。
cancer cells being attacked

“オーファン受容体” とは、人間の体内にあり、作動薬がわかっていない受容体のことです。たとえば GPR55 は、オーファンGタンパク質共役型受容体で、エンドカンナビノイド・システムと相互に作用します。内因性カンナビノイドが GPR55 を活性化させるのに対し、CBDGPR55 の働きを阻害するようです。イギリスとイタリアの研究者らは共同で、膵臓がんにおける GPR55 の研究を行っています。

GPR55 を活性化させるとがん細胞の増殖と転移が増加したのに対し、GPR55 の働きを CBD または別の分子を使って阻害すると、腫瘍の成長が遅くなりました。抗がん剤ゲムシタビンと同時に CBD を投与されたマウスは、CBD を投与されなかったマウスと比べ、寿命が3倍近くに伸びました。ただし CBD はさまざまなタンパク質に作用するので、CBD による保護作用の主要な理由が GPR55 であると確定するのは困難です。研究者らは、ともに人体への使用が承認されている CBD とゲムシタビンの併用の臨床試験を行うべきであると強調しています。また以前の研究では、GPR55 を活性化すると、CB2 カンナビノイド受容体による抗炎症・免疫調節作用とは逆に、免疫系を刺激することがわかっています。

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