CBD vs. アルコール

CBD vs. アルコール

大麻合法化運動が掲げる「大麻もアルコールと同様に規制すべき」という残念な主張について。

大麻合法化運動はこれまで、「大麻もアルコールと同様に規制すべき」という主張を掲げてきましたが、大麻はアルコールと違って、家庭内暴力、婦女暴行、肝毒性、がん、神経変性その他多くの問題につながりません。それどころかカンナビノイドはこれらの問題の多くを軽減させることが、最近のレビューで明らかになっています。

カナダの研究者チームは、アルコールの乱用者に対する薬としての CBD 利用に関する論文の系統的レビューを行い、CBD は人体に害を及ぼさず、またアルコールとのネガティブな相互作用もない、と結論しています。動物実験によれば CBD は、アルコールの離脱症状としてのウェルニッケ・コルサコフ症候群による発作、攻撃性や認識機能障害につながる神経変性、炎症、肝毒性、脂肪症を含む個別の問題の多くを防ぐということが示唆されています。CBD はまた、アルコールの持つ依存性の一部も軽減するようです。

著者らも言っている通り、問題は臨床研究が不足していることです。動物モデルで示される CBD の有益な効果のすべてが人間に当てはまるわけではありませんが、そのうちのほんのいくつかが人間に当てはまるだけでも、アルコール依存症の人、大量に飲酒する人にとっては大きな意味があります。現在、飲酒量の多い人に一般的に処方される薬には、ナルトレキソンとアカンプロセートという2種類がありますが、効果があるのは 10〜12% の人にすぎません。アルコホーリクス・アノニマス(AA)はこうした薬よりも人々の助けになっているように見えますが、それでもまだ多くの人は、酒を断ち、その状態を継続するための十分なサポートが得られていないのが現状です。

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