
多くの植物の香りの元である、揮発性の高い化合物、テルペンは、大麻草が持っている薬効の一部を担っているようです。カリオフィレン(BCP)とその派生物であるカリオフィレンオキシド(BCPO)は、中でも特に重要なテルペンで、多くの葉物野菜に含まれています。これらが活性化する CB2 受容体は、最近の研究によれば、飲酒にともなう有害な作用の一部を防ぎます。研究では、アルコールを摂取したマウスに、さまざまな濃度の BCP と BCPO を餌に混ぜて与えたところ、高用量の BCP がアルコールによる害をある程度軽減させました。BCPO では、それよりもずっと低用量で、マウスが飲もうとするアルコール量が減ったと同時にアルコールによる依存や行動への影響も軽減しました。