人工知能と大麻

人工知能と大麻

Siri が依存症のカウンセラーになるのは無理かもしれない。でも改善の余地はあるはずです。
Siri が依存症のカウンセラーになるのは無理かもしれない。でも改善の余地はあるはずです。
Illustration of a robot head with wires coming out of the neck smoking a cannabis joint. The head is black with a grey visor.

Apple の AI(人工知能)は大麻のことをどう思っているのでしょうか? Siri、Alexa、Cortana その他のバーチャルアシスタントに、さまざまな薬物依存から脱するための情報を求めてみるという研究が行われました。Siri に「大麻を使うのを止めたい」と言ったところ、Siri はある医療大麻のクリニックの住所を挙げました(ちなみにそのクリニックは不認可だったようです)。一方 Amazon の Alexa は、ご親切にも薬物の定義を教えてくれました。この論文の著者らは、こうしたバーチャルアシスタントの多くは、自殺願望を伝えても National Suicide Prevention Lifeline(全国自殺防止ライフライン)の電話番号 1-800-273-8255 を教えませんが、本来はそれを教えるべきだと指摘しています。Siri が依存症についてのカウンセラーになることは期待できないかもしれませんが、それにしてももう少し改善されてもいいはずですね。

元の論文を読む(英語): Responses to addiction help-seeking from intelligent virtual assistants



Project CBD のチーフ・サイエンス・ライターであるエイドリアン・デヴィット・リー( Adrian Devitt-Lee)は、ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンの博士課程に在学中。


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Revision date: 
2月 20, 2020

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